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2011年01月 アーカイブ

都市サービス産業用の優れた流通港に

このような土地利用の実態をみると・・・


この地域は東京の生活を支える日常的物資の集積基地であり、製品を送り出しまた受け取る都市サービス型の貨物港としての機能が活発な場所であるといえます。


したがってこの地域は流通と都市サービス産業の大集積地として、その港湾機能を活性化する必要があります。


住宅地やオフィス街にしようという、土地利用転換を考える地域ではないと思います。


さらに、千葉市の港湾より、船橋・習志野の港湾のほうが、茨城県や栃木県・群馬県といった関東地方の内陸県にある工場群と直結しやすい立地条件を備えています。


いろいろな品物を関東内陸部の工場から持ってきて、ここの港湾内の倉庫に収容したり・・・


あるいは逆に、それらの工場や都市に原材料を供給する港湾地域として、さらに成長してゆく可能性をもっていると思います。


ただしそれには条件があります。


それは船橋・習志野地域から茨城・栃木へ抜ける立派な道路ができる必要があるということです。


しかしこの新道路はまだ役所の事業計画のなかに位置付けられていません。


船橋からまっすぐに北へ向かう道路ができれば、それは我孫子から研究学園都市に行き、そこから宇都宮市の東部に至るのです。


そこには重要な工場地帯があります。


そこから東北自動車道につながって那須から東北に行くことができます。

都市サービス産業用の優れた流通港に 2

今のところ東北自動車道路を南下してくると、どうしても交通が渋滞する東京に入り、そこから東京港や横浜港あるいは船橋港にたどりつくことになります。


しかしこの新しい道路ができれば、東京をバイパスすることになります。


東北や北関東へ送り込む物資、また反対にその地域の工場がつくり出した製品を、船橋港で取り扱うことができれば、今でも混んでいる東京港や横浜港にこれ以上の負荷を加えずにすむのです。


それだけ、東京港や横浜港の埋立地は港湾以外の用途に使えることになります。


しかし船橋・習志野地域が臨海部の物流拠点都市として今後発展してゆくためには、現状の都市構造を根本からなおさなければなりません。


船橋港と習志野港の後ろの市街地は劣悪です。


特に船橋市は旧態依然とした宿場町であるといっていいでしょう。


道路も良くないし、建物も質が悪いです。


街の雰囲気も田舎臭いです。


昔の宿場と漁村の街の匂いをとどめている船橋市のイメージは、現代的な港湾都市のイメージとはまったく食いちがっています。


この無計画な市街地が船橋港の後ろにべったりともたれかかっています。


そこを突き抜けて港湾地区から内陸部へ立派な道路をつくらなければなりません。


このように、都市計画上、非常に大きな仕事が依然として手がつけられないままにされています。


この課題が解決しないと、船橋港に対する期待は成就されません。


したがって船橋市と習志野市は、都市計画事業を思いきって進め、しっかりとした道路網をまず既成市街地のなかにつくらなければなりません。


そうなれば船橋、習志野港は非常に良い都市サービス産業用の流通港になるでしょう。

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